エクステンション留学@Seattleと海外ひとり旅の日記

社会人7年目にしてシアトルの University of Washington へ留学。現地生活やインターンの備忘録でしたが、帰国した現在は海外ひとり旅についてもあれこれ書きます。

インターン51日目:アメリカのサービス業

三連休だったMemorial Day Weekendが終わって出勤すると、1週間の休暇から戻ったメンターと早速ミーティング。この間Meetup関連で多数のメールが飛んだため現在の状況確認とこの先のタスク分担などをします。メールって言いっぱなしになるから、伝えたいことがたくさんある場合はやっぱり対面コミュニケーションが一番早い。

そのあとはコーヒーマグ3個をラッピングして郵便局へ届け、さらにOfficeMaxというオフィスサプライのお店でポスターのカラー出力を依頼。社内のデザインを変えたいPresidentの意向で作ったブランディング用ポスターです。11インチ×17インチの光沢加工の紙を使って2枚で1ドルちょっと。10ドル以上はすると思ってたからあまりの安さに拍子抜けでした。日本でもこんなもの?

昼過ぎという時間帯のせいかOfficeMaxのプリントサービスカウンターにひとりしかスタッフがおらず、前に2人並んでいたからすごく待たされました。いつも思うんだけどアメリカのサービス業の柔軟性の低さには辟易する。フロアには暇そうなスタッフが4人ほど集まって雑談していて、プリントサービスのスタッフだけが忙しそうにしている。こういうとき、手が空いた人がサポートにまわればいいじゃんっていつも思うんだけど、アメリカでは他人の仕事に手を出さない。他人の仕事を奪うことを嫌うためか、業務範疇外のことをして失敗しても責任をとれないからか、理由はいろいろ考えられるけど、とにかく相手を待たせないという思いやりの優先順位は低い。

当のお客さんはというと、そんなことで文句を言うのも人間が小さいと思われるのか、急いでいてもあまり文句は言わない。アメリカって、お客さん側に「To be nice」を求める美学があるような気がするんだよね。これは紳士淑女文化のプライドなのかな?日本の「お客様は神様」はモンスターカスタマーを生み、アメリカの「紳士淑女」は給仕する側の怠慢を生む。足して2で割るとちょうどいいとはまさにこのことだなぁと思う。