エクステンション留学@Seattleと海外ひとり旅の日記

社会人7年目にしてシアトルの University of Washington へ留学。現地生活やインターンの備忘録でしたが、帰国した現在は海外ひとり旅についてもあれこれ書きます。

アメリカのジェネリック医薬品

アメリカではジェネリックが盛んです。
特許が切れた薬を他社が安価で製造・販売するもので日本ではまだあまり馴染みがありませんが、こちらでは小売業者のプライベートブランド(PB)としてジェネリックが販売されており、とても手軽に安価な薬を入手することが可能です。

私が愛用しているのは、アスピリン(鎮痛剤)とコンタクトの洗浄保存液(これもジェネリックというのかは不明ですが)、あとはサプリメントなんかもあります。いずれもTargetという大手小売店のup&upというPBです。

f:id:harada_emi:20131109020110j:plain


写真を見ていただくとわかると思いますが「compare to XX」というようにオリジナルの製品名が明記されています。
日本ではここまであからさまにできないですよね?しかも店頭ではわかりやすいよう隣同士に陳列されてます。初めて見たときは本当に衝撃でした。


そういえばテレビCMなんかでも日本は競合名を出すことができませんが、こちらでは堂々と比較します。たとえばタブレットのCMだと「iPadと比較して安くて高性能」みたいなアプローチをしています。

さて気になるお値段ですがアスピリンが500錠入りで$4以下、洗浄保存液は2本セットで$12以下です。本家BAYER(バイエル)のアスピリンは$12くらい、チバビジョンの保存液は$27くらいでした。

これだけ価格差があって誰が本家の商品を買うんだ?って感じですが、以前聴いたNPRニュースによると、アメリカ人の3割は(成分に違いがないことを知りながら)いまだにBAYERの方を買うそうです。合理的って言われるアメリカ人でもそうなんだから、「なんとなく」が大好きな日本にジェネリックが浸透するのはまだまだ先なんだろうな。