エクステンション留学@Seattleと海外ひとり旅の日記

社会人7年目にしてシアトルの University of Washington へ留学。現地生活やインターンの備忘録でしたが、帰国した現在は海外ひとり旅についてもあれこれ書きます。

インターン42日目:アメリカ版Salesforceで予実管理表を設定する

今日はセールスフォース(Salesforce.com)のレポートとダッシュボード設定の仕上げを。基本的なレポートはデフォルト設定してあるものをカスタマイズするだけでいいのですが、予実(予算実績)管理表だけは類似のものがないのでユーザーコミュニティで見つけた資料を参考にして一から作ります。SalesforceのユーザーコミュニティってMarketoのそれと比べて情報の質が悪いんですが、わたしの気のせいでしょうか…?

まず、資料が日本版のものなので対応する機能を探します。とはいえ、Salesforceは日本でも使ったことがあるのでこれはさほど苦労しません。商談というオブジェクトはOpportunity、フェーズという項目はStageです。

まず、OpportunityのField(DBの項目)設定画面からStageという項目(既存)にBudgetという選択肢を追加します。つぎにBudget Amount(名前は任意)という新たな項目を追加するのですが、データ型は資料にある「数式(テキスト)」ではなく「数式(通貨)」が正解です。金額項目が通貨型であるためそれに合わせる必要があります。通貨型を選ぶまでエラーが出続けて足止めを食らいました。

項目設定が終わったら各月の予算データ(営業目標金額)を登録します。シアトルに営業はいないので、Presidentひとりにすべての案件を紐づけて支社全体の予実管理ができればOKです。これは問題なく進みます。

最後にレポートの作成ですが資料の5ページ目と同じものを作る場合、統計項目はまずAmountのSumを指定し、それからカスタム集計項目を作ります。カスタム集計項目追加なんていう仰々しい日本語だから探すのに時間がかかったけど、対応するのはAdd Formulaでした。「a」でも「#」でもなく、「f」のアイコンを探せば見つかります。それをマトリクスの中心へドラッグアンドドロップすると数式の入力欄が現れます。

資料によると数式は「AMOUNT:SUM-Opportunity.Field**_c:SUM」で、私が設定したField名「Budget_Amount」を「**」の箇所に差し込めばOKかと思いきや、違うんです。これ、「Field**」をまるごと差し替えるんです。てゆーかさ、どこを変えなきゃいけないのかくらい注意書き入れてくれればいいのにさ。とても日本人が作ったとは思えない気配りのなさよ。。。

ちなみにアメリカ版の商談フェーズの選択肢はこんな感じ。
1.Prospective(見込み)
2.Qualification(有望見込み)
3.Needs Analysis(要望分析)
4.Value Proposition(価値提案/ポジショニング)
5.ld. Decision Makers(決裁者面談?)
6.Perception Analysis(認知分析)
7.Proposal/Price Quote(提案/見積り)
8.Negotiation/Review(交渉/フィードバック)
9.Close Won(成約)
10.Close Lost(失注)

5のldが意味するところが調べてもわからなかったのですが文脈からして決裁者面談か調査/確認なんじゃないかなぁと。Value Propositionという言葉は会社にいると1日1回は耳にします。御社のこういう問題や要望に対し、弊社が提供できる価値はこれですよ、と伝えるもので、要は業務範囲を提案することじゃないかと理解してます。

何度も文句を言っているものの、Salesforceさんには英語の勉強をさせてもらってるので感謝しなくてはね。